週末の遺言

主に週末の遺言を書いています。

投票に行きましょうと呼びかける前に国がやることやれよという話

選挙が近い。この時期にはいつも「みなさん投票に行きましょう」という呼びかけが行われる。どうやら若者は政治への関心が低く、政治への関心の低さが投票率の低さにつながっているらしい。しかしよく考えてみて欲しい。若者への訴えかけを行う前にできることがあるのではないだろうか。

実は投票率などというものは簡単にあげることができるのではないだろうか?

例えば、日曜日にしか投票できないルールを変えて、日曜日ともう1日平日の二日間に渡って投票日を設ければ良い。そうすることで日曜日に仕事をしている人も平日に投票に行きやすくなるだろう。

例えば、朝から夜までしか投票できないルールを変えて、24時間投票できるようにすればよい。そうすることで夜に仕事をして昼は寝ている人も投票に行きやすくなるだろう。

例えば、住民票のある場所と現住所に違いがあっても現住所に近い場所で投票に行けるようにすればよい。そうすることで住民票が実家にある大学生も投票に行きやすくなるだろう。

例えば、公民館や小学校の体育館を投票所にするだけでなく、駅やコンビニなどに投票所を設けたどうだろう。そうすることで外出先でも投票に行きやすくなるだろう。

何が言いたいかと言うと、旧態依然とした現在の制度を少し変えることで投票率は上昇させることができるものなのである。にも関わらず、制度変更によって投票率を上昇させようという試みは一切行われず、投票率の低さを国民(多くの場合は若者)の政治への関心の低さであると決めつけるのはいかがなものか。政治や選挙に関心を持ちましょうとただ感情に訴えかけるだけのこといつまで続けるのだろう。

国民のライフスタイルは変わってきている。それに合わせて選挙制度自体も変えていく必要があるのではないだろうか。投票率の低さの原因が関心の低さであると決めつけるのはもう限界なのではないだろうか。