auのデータチャージサイトのデザインに不信感しかない件
ご存知のように、スマホのデータ通信容量には、月間あたりの通信容量の上限がプランによって決められている。筆者の場合は7.0GBである。
この上限を超えてしまった場合、通信速度が大幅に制限され、スマホが使い物にならなくなってしまうが、これを回避するためには、データチャージが必要である。
今日は、このデータチャージを行うauのデータチャージサイトのデザインについて、強い不信感を感じたので紹介したい。
まずは下の画面をご覧いただきたい。
この画面ではチャージプランなどのいくつかの選択肢を選択した後に「お支払い方法の選択」というボタンを押すことになる。ここまでは何も問題ない。
問題は、この「お支払い方法の選択」というボタンを押した次の画面である。
ではここで次の画面を見ていただきたい。
お判りいただけただろうか?
一見、選択できるはずの「お支払い方法」が選択できるようには見えず、暗証番号入力後に「支払う」ボタンを押すことしかないできように見える。
ここで面倒なユーザは「あれ?」とは思いつつも、そのまま「支払う」ボタンを押してしまうのではないだろうか?
だが、賢いユーザは気づくのである。下のほうにまだ画面の続きがあるのでは?…と。
で、下のほうにうスクロールしてみると…
確かに支払方法がこの画面で選択できることが分かるのである。
そして、ここでもう一つの疑念がわく。
それは、ポイントがあるにも関わらず「ポイントを利用しない」がデフォルトで選択されているというのはなぜか?…ということある。
分かるだろうか?
つまり、このauのデータチャージサイトは以下のように設計されているのである。
◆できるだけユーザにポイントを利用させないため、「ポイントを利用しない」がデフォルトで選択されている。
◆かつ、「ポイントを利用しない」がデフォルトで選択されていることをユーザに 気づかせないため、選択肢が画面外に配置されている。
◆さらには、選択肢の上に「支払う」ボタンを配置することで、「ポイントを利用しない」が選択されている状態のまま支払わせようとユーザを急かしている。(通常は画面の最下部に「支払う」ボタンを配置すべきである)
企業としては、ポイントが溜まっていることに気づかせないまま、通信料と合算して支払わせたほうが得なのだろう。
だが、ここまでして画面のデザインを巧妙に設計して、通信料と合算して支払わせる設計は、ワンクリック詐欺ではあるまいし、不信感しかない。
こんなものに騙されるユーザはいないよ!との反論もあるかもしれないが、今日日、スマホなんて誰でも使う。ポイントで支払えることに気づかないまま、通信料と合算して支払っているユーザは多くいると思われる。
ここに書いたことは筆者の思い違いかもしない。
もっと別の意図があってこのような設計なのかもしれない。
ただ、IDO時代から20年以上auを使用している筆者が、不信感を感じずにはいられなかったという話。ただそれだけである。
繰り返しになるが、思い違いであれば申し訳ないと思う。
#追記
もちろん、画面に以下のような文言が表記されていることは認識している。
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お支払い方法の選択や、ポイントのご利用をされる方はコチラ
お支払いにはポイントを利用することもできます。
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ただ、文言の表記はあくまでも文言の表記でしかなく、
人の行動は、文言の表記よりも「デザイン」によって突き動かされることのほうがが多い。「デザイン>文言の表記」なのだ。
それを分かったうえでの文言の表記とデザインであるならば、なおさらの確信犯だと思えてしまうのである。