週末の遺言

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auのデータチャージサイトのデザインに不信感しかない件

ご存知のように、スマホのデータ通信容量には、月間あたりの通信容量の上限がプランによって決められている。筆者の場合は7.0GBである。

この上限を超えてしまった場合、通信速度が大幅に制限され、スマホが使い物にならなくなってしまうが、これを回避するためには、データチャージが必要である。

今日は、このデータチャージを行うauのデータチャージサイトのデザインについて、強い不信感を感じたので紹介したい。

まずは下の画面をご覧いただきたい。f:id:hqwerty:20200119151207p:plain

この画面ではチャージプランなどのいくつかの選択肢を選択した後に「お支払い方法の選択」というボタンを押すことになる。ここまでは何も問題ない。

問題は、この「お支払い方法の選択」というボタンを押した次の画面である。

ではここで次の画面を見ていただきたい。f:id:hqwerty:20200119151712p:plain

 

お判りいただけただろうか?

一見、選択できるはずの「お支払い方法」が選択できるようには見えず、暗証番号入力後に「支払う」ボタンを押すことしかないできように見える。

ここで面倒なユーザは「あれ?」とは思いつつも、そのまま「支払う」ボタンを押してしまうのではないだろうか?

だが、賢いユーザは気づくのである。下のほうにまだ画面の続きがあるのでは?…と。

で、下のほうにうスクロールしてみると… 

f:id:hqwerty:20200119151243p:plain

確かに支払方法がこの画面で選択できることが分かるのである。

 

そして、ここでもう一つの疑念がわく。

それは、ポイントがあるにも関わらず「ポイントを利用しない」がデフォルトで選択されているというのはなぜか?…ということある。

分かるだろうか?

つまり、このauのデータチャージサイトは以下のように設計されているのである。

 

できるだけユーザにポイントを利用させないため「ポイントを利用しない」がデフォルトで選択されている。

◆かつ「ポイントを利用しない」がデフォルトで選択されていることをユーザに 気づかせないため、選択肢が画面外に配置されている。

◆さらには、選択肢の上に「支払う」ボタンを配置することで、「ポイントを利用しない」が選択されている状態のまま支払わせようとユーザを急かしている。(通常は画面の最下部に「支払う」ボタンを配置すべきである)

 

企業としては、ポイントが溜まっていることに気づかせないまま、通信料と合算して支払わせたほうが得なのだろう。

だが、ここまでして画面のデザインを巧妙に設計して、通信料と合算して支払わせる設計は、ワンクリック詐欺ではあるまいし、不信感しかない。

こんなものに騙されるユーザはいないよ!との反論もあるかもしれないが、今日日、スマホなんて誰でも使う。ポイントで支払えることに気づかないまま、通信料と合算して支払っているユーザは多くいると思われる。

 

ここに書いたことは筆者の思い違いかもしない。

もっと別の意図があってこのような設計なのかもしれない。

ただ、IDO時代から20年以上auを使用している筆者が、不信感を感じずにはいられなかったという話。ただそれだけである。

繰り返しになるが、思い違いであれば申し訳ないと思う。

 

#追記

もちろん、画面に以下のような文言が表記されていることは認識している。

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お支払い方法の選択や、ポイントのご利用をされる方はコチラ

お支払いにはポイントを利用することもできます。

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ただ、文言の表記はあくまでも文言の表記でしかなく、

人の行動は、文言の表記よりも「デザイン」によって突き動かされることのほうがが多い。「デザイン>文言の表記」なのだ。

それを分かったうえでの文言の表記とデザインであるならば、なおさらの確信犯だと思えてしまうのである。